チキンライス訪問記－ヒルトン東京

　コメント：ポトフとは煮込み料理だが、調べてみたところ’pot au feu’で直訳すると「火にかけた鍋」になるとの由。日本で言えばさながら田舎風ごった煮というところになるのだろうか。今回の一品だがかなりの量があり、他にパスタを頼もうとしたところウェイトレス氏からポトフだけで量が多いのでパスタはハーフサイズにするよう勧められた。味の方だが、ブイヨンをベースにした薄めの味のスープに肉をはじめ各種具材がたっぷりと入っていた。肉はしっかりと煮込まれており、スープとよくなじんでいてうまい。他具材はジャガイモがこれもスープとよくなじんでいてよかった。付け合わせに黒パンが添えられていたが、試しにスープに浸して食べたところ、これもなかなかよかった。ヨーロッパでは長い間食糧難が続いたと言うが、こうした煮込み料理が発展したのは十分想像がつく。長く寒い冬の間、こうした煮込み料理を食べながら寒さをしのいだのであろうかと、思いもよぎった。