チキンライス訪問記－ＣＩＣＡＤＡ

　コメント：地中海地方の各国料理をベースにアレンジした店。スペイン、モロッコ、イタリアシシリア地方料理を元にしているとのこと。今回はランチでの一件、レモンとオリーブのチキンタジン。タジンとは鍋のことで土鍋にとんがり帽子様の蓋がついている。この鍋は圧力釜の一種で、水を入れずに食材の水分を鍋内で循環させて蒸し煮することができるという。さて、今回の一品であるが御覧のようにスープ様になっていて、チキンをメインにレモン、オリーブ、をカレー風ソースで煮込んだもの。上にのっているのは生姜である。さすが蒸し煮だけあって肉はほどよくやわらかく仕上がっていた、食感もよくなかなかうまい。他食材の味もスープにしっかりしみ出していて全体のバランスも申し分なかった。あわせはクスクスであるが、タイ米でも十分いけるだろう。

コメント：久々の訪問、今回はいろいろ試してみた。まず、チキンレバームースのテリーヌ。パンに載せて食べたが、レバーがよく裏ごしされておりなかなかよい前菜だった。次はトスカーナスタイル、ボッコンチーニとチキンのサラダ。野菜、肉共によくドレッシングがなじませてあり、野菜はシャッキっとしてうまい。肉も下準備がきちんとしており柔らかく仕上がっていた。そしてメインのチキンディアブル。小悪魔風（ディアブル）とも訳されるが、いわばチキンカツレットである。仕上げがオーブンで焼き上げとなるところが浸し揚げのカツレットとは異なるところ。