コメント:伊東遠征の第2弾。当店の駅弁はむしろこちらの方が有名らしい。毎年明治神宮の例大祭に献上される一品とのこと。とりめし(
別頁)と併せて早速試してみた。開設者はいなり寿しは日頃は食べないので久々である。確かに献上される一品だけのことはあるかと思った。いなり寿しの甘さ自体が好きではないので何とも言えないが、とはいえ確かにこれはバランスがとれている。すなわち、油揚げは油分が多いが故に甘さとバランスがとれていると見え、また、酢飯もほどよい仕上げであり油揚げとぶつからない。飯はかなりもちっとしていたが、全体に一見くどいかと思われる各食材の仕上げが結果として高次のバランスを保つのに成功していると見た。包装はこのようにサランラップでいなり寿しを完全にくるんでいて、内容は他にガリだけ。シンプルそのものであるが、とりめしもそうだがこうした地道な仕事ぶりには好感を覚える。