とりめし駅弁(一覧表)に戻る
きじ焼丼(長野駅駅弁)
 ナカジマ会館(長野)(2005/11/06)
 長野市 青木島 1−1−1
 TEL:026-285-1800
 コメント:長らく長野駅の名物駅弁として有名だったが20年前に一旦調製が中止されていたところ、近年になって復刻したという経緯がある件。きじ焼とは狩猟で得た野獣を屋外で即席に調理することをいい、別名鍬焼きとしてまさに鍬の上で焼くからその名が付いたという。本件はそのきじ焼きをルーツとして駅弁に仕上げたとのこと。なるほど確かにこれはうまかった。茶めしの上に照焼の肉とそぼろ、しめじ、野沢菜とそれから筍がアクセントとして添えられていた。そぼろはかなりあっさり仕上げられているが、照焼はかなりコクがあるのでバランスがとれていてよい。茶めしともこのそぼろは不思議によくマッチしていた。容器はそのまま使用して欲しいと記載があり、抹茶椀を意識して製造したとのこと、心憎い配慮である。
http://www.nakajimakaikan.co.jp/index.html
 
信州松代真田地鶏とりステーキ(長野駅駅弁)
ナカジマ会館(2006/08/06)
コメント:パッケージの説明は「信州の特選米を野菜と地鶏で炊きあげた五目ご飯の上に地鶏の味噌焼きステーキを載せました」とある。とりステーキを中心に鶏づくしの一品。ステーキは、もも肉を信州味噌で漬け込み焼き上げたとのことで、やわらかくかつ香ばしく仕上がっていた、うまい。五目ご飯は、飯に肉と牛蒡、人参を入れ鶏ガラスープで炊きあげたとのことで、吉野鶏めしを彷彿とさせるが、鶏の味は確かにあるもステーキを引き立たせるために控え目に炊いたのであろうか、ステーキとのバランスがとれていてうまい。この他に、当地産品各種を丁寧に仕上げて添えたとのことで、「おしながき」に丁寧に記載してあった。全体のコンセプト、各食材のバランスと引き立て方がすばらしい。なお、容器は手編み籠になっており、「おにぎり入れ等に利用できる」とあり、早速持ち帰った。