黄身酢和え
みのきち(東京新宿)(2011/12/03)
東京都 新宿区 西新宿 2-6-1
TEL:03-3346-2531
コメント:懐石。当品は先付で伊勢エビと和えたもの。他はお椀(伊勢エビ真蒸)、向付(刺し身)、飯蒸し(赤飯)、炊き合わせ(大根と豚角煮)、焼き物(鯛金銀焼)、揚げ物(海老等)、酢の物(貝柱みぞれ和え)、それから鯛ご飯であった。メインディッシュは焼き物、すなわち鯛となるが和食なのでこうなるのであろう。さて、鶏料理でメインディッシュは何かということを食べながら考えた。やはり思い当たるものがないのである。残念至極でありこれが鶏料理の現実なのかと格差を実感した。本件は鶏料理全般を取り上げているが、鶏料理がメインディッシュとしてもっと表舞台で活躍してほしい。今回焼き物を食べていて痛感したが、その食材にあった調理法、うまさを引き出す調理法、それができなければその食材を活かすことはできない。魚は鯛に限らず我が国が調理を得意とする食材であり、今回の焼き物も鯛の食材としての特性を活かした調理法である。また、メインディッシュたる要件は調理法のみならず盛りつけや献立構成も重要である。開設者はチキン南蛮が鶏料理におけるメインディッシュになりうると考えているのだが、本件を通じて鶏料理の地位向上のため今後も努力していく