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鶏肉の鉄板焼き
 だるまさんが焼いちゃった(東京渋谷)(2006/10/20)
 東京都 渋谷区 恵比寿西 1−9−3−6F
 TEL:03-5428-2510
 コメント:お好み・もんじゃ居酒屋。東西文化の融合というべきなのだろうか、お好み焼きといえば池波正太郎氏の「食卓の情景」に「どんどん焼き」の一節がある。戦前の都内ではどんどん焼きという、お好み焼きのようなものを焼いて食べさせる屋台が各所にあったとのことだが、氏はずばり「今のお好み焼きのごとく、何でも彼でもメリケン粉の中へ混ぜ込んで焼き上げる、というような雑駁なものではない」と評している。雑駁というのはいい過ぎであろうが、お好み焼きは確かにいろいろ混ぜ込んで焼き上げるといえばその通りであろう。ただし、氏のいうとおり具材の相性のよしあしと出来映えの見た目は確かにいろいろあるのかもしれない。関西人はもんじゃ焼きを嫌うというし、関東人はお好み焼きを食事として食べる食べ方に違和感を覚えるという。食文化のエスノセントリズムの典型だが、こうした差異を思い浮かべつつ味わうというのも食文化の楽しいところである。前置きが長くなったが、当店ではお好み焼きの他に鉄板焼き等もやっていたので取り上げることにした。鉄板焼きだが、さすがに客が焼き上げるのではなく、厨房で焼き上げたものが出てきた。お好み焼き故焼き物が得意とするところ、肉の焼き上がりはなかなか上出来でうまかった。
 http://www.bloom-co.jp/
 
鶏のホイール焼き(は)
 コメント:こちらはホイール焼き。蒸し焼きということになるが、野菜の上に肉が敷いてあった。これを鉄板の上で焼くのだが、ホイールを使うので蒸し焼きになる。さて味の方だが今ひとつだった。酢ベースのタレを使っているらしく、妙な酸味が目立った。酢を使うのならバルサミコ酢を使えばなかなかの一品になると思われるが、さすがにそれは無理として、ならばあまり手を加えずに塩コショウだけで仕上げた方がよかったかもしれない。