チキンライス訪問記－酒家鶏処　炭寅

　コメント：ニコタマに最近新業態の街区ができたというので調べてみたところ、鶏料理もあるので行ってみた件。高島屋新館の裏手に柳小路と名付けられた一角があり、建物外観を和風に装飾し、京都の小路風に仕立てていた。飲食店が数店入店していて当店もその一つである。当店はみつせ鶏という銘鶏の専門店だそうだ、この鶏はフランスのブレス鶏を参考に品種改良したとのこと。なるほど確かに肉が違う。地鶏と違って柔らかく、とはいえブロイラーのようなしまりのない柔らかさではない。独特のある種のえぐみのような味があったが、この味はこの鶏特有の味なのであろう。脂身が少なくかつ柔らかいとうたっているがその通りだった。親子丼だが、やや汁だくなるもとじ卵、肉、飯いずれも申し分なくバランスも問題なかった、うまい一品であった。

コメント：久々の訪問、今回は唐揚げを試す。みつせ鶏を塩味で仕上げたとあり、シンプルながら味をよく引き出していてうまかった。みつせ鶏は独特のコク、多少のえぐみ感のようなコクがあるが、塩味で仕上げることによってこのコクと肉の旨味をうまく調和競ることに成功していたように思われる。食材の持ち味をどう引き出すかがいかに大切かを改めて実感した。