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 チキン南蛮
 東京チキン南蛮(東京文京)(2012/07/08)
 東京都 文京区 小石川 1−7
 TEL:03-3817-6705
 コメント:チキン南蛮の他鶏料理を中心に扱っている店、他は別頁で紹介する。メニューを見るとチキン南蛮についてのいきさつが書かれており、チキン南蛮の普及に一役買っていた。こういう取り組みは大変よいことであり、料理の正しい認識の普及のためには不可欠である。調理法も本場と同じであり胸肉の南蛮だったがさっぱりした仕上がりでうまかった。本日は「チキン南蛮の日」であり、本場宮崎県延岡市では記念イベント開催の他FaceBookで写真投稿コンテストも行われていた。むろん開設者も参戦した。
 都内の料理に特に目立つような気がするのだが、本場の味とはかけ離れた内容の料理を平然と本場の名を付けて出すという行動を見かけている。チキン南蛮でいえば唐揚げに餡かけとマヨネーズをかけたものをチキン南蛮と標榜するケースを見かけている。これでは料理が台無しになるだけでなく、ゆがんだ解釈が蔓延するばかりとなる。こうした行動がなぜ起きるのか、それは東京を自ら上位文化と位置づけ日本各地を下位文化と位置づけるからなのであろう。専ら東京の観点、スタイルに強引に当てはめようとする、そういう行動の現れに他ならない。
 文化の発展という点から見れば、異文化を受容解釈した上で自文化の観点から独自解釈を加えて新たな文化を創造するということになるのだろうが、東京というコードはこういうプロセスがそもそも欠如しているのではないかと開設者は考えている。異文化を認識しようとせずに、体裁だけ見て自文化に強引に当てはめることしかしていないのではないか。少なくとも国内各地の食文化に対してはそういうことが目立つように思う。
 これでは新たな文化の発展は望めない、すなわち社会の発展もない。東京は、かつて日本中から文化も人も吸い上げてきて日本全体発展の起爆剤として機能してきた。しかしながら、もはやそういう時代と役割は終わりもはや単なる収奪装置でしかなくなっているのであろう。東京というコードは解体しなければならない
 
 
チキン南蛮(もも肉使用)(2014/07/08)
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