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 大山鶏のグリル
 T.Y.ハーバーブルワリー(東京品川)(2008/12/08)
 東京都 品川区 東品川 2−1−3
 TEL:03-5479-4555
 コメント:ブルワリー。自店でビールを醸造しており自家製ビールのレストランといえる。開設者は当店にはなみかたならぬ思い出がある。当店開業は11年前だが当時開設者はまだ若かったこともあり、その頃学生時代の同窓会を頻繁に企画していた。企画する手前、なるべくならよい店を、おしゃれな店をと探し回っていたのだが、手頃な予算でかつよい店というのはなかなかあるものではない。ちょうど企画が迫っていて何かよい店はないものかと思案していたところ、新聞の記事にNYでは運河沿いにレストランが立ち並んでいるという一節を見つけた。ならば都内でも港湾界隈で何かあるはずではないだろうかと探してみることにした。週末に都内の港湾地域各地を回ってみたのだが、倉庫ばかりで店そのものがなかなか見つからない。まだネットが普及する前なので店探しはガイドブックに頼るか、載っていなければ現地を歩き回るしか方法がなかった。そうして探し回っている折、たまたま当店を見つけた。当店は今も一見すると倉庫なのだが、開業準備らしきことをしているので中にいるスタッフに尋ねてみたところ、翌週に開業するとの説明があった。内見してみると立地、内容とも全く申し分なく、地ビールを自家醸造するというコンセプトが面白い。そこでその場ですぐに予約を入れた。その結果、企画中だった大学の同窓会が当店開業直後ということになった。客はまだまばらであったが、運河沿いで地ビール自家醸造という店はおそらく都内では他にないと思う。参加者は一様に驚いていた。よくここを見つけたものだと驚愕されたのを今でもよく覚えている、幹事として面目躍如であった。あれからもう11年たった。地ビール自家醸造はその後全国に広がり、例えば宮崎でも2つあるし雨後の竹の子のように広がっている。その間、再びミニバブルが発生し派手なレストランだとか三つ星で評価するという類のものまで現れたが、また再びはじけつつある。文化とは一体何であろう、単なる猿まねでは文化ではない。フランスやイタリアから支店を持ってくるだけでは当地でなければできないということではない。創造と挑戦のみが新しい文化を生む。当店の歩みはそうした挑戦の一例であるといえよう。さて、当時の同窓会参加者はその後仕事が多忙だとか家庭に入ったとかいろいろそれぞれの人生を歩んでいる。開設者も本件ホームページ開設の頃を境に同窓会は企画しなくなったのだが、と共に音信も疎くなった。彼ら彼女らは今頃一体どうしているのであろう。牧水の句に「白鳥(しらとり)はかなしからずや空の青海のあをにも染まずただよふ 」(海の聲)とある。当店は運河なのでさすがに’海のあを’というわけにはいかないのだが、それぞれの道を歩んでいるのか、思いもよぎるひとときであった
 http://www.tyharborbrewing.co.jp/restaurants/tyh.html
 
チキンウィング(2011/10/28)
コメント:久々の訪問となった。2枚目はチキンピザ、3枚目はチキンシーザーサラダ
 
 
 
チキングリル(2013/09/20)
コメント:久々の訪問、ここはいつ来ても心地よい