チキンライス訪問記－洋食　美松

　コメント：紹介サイトを見ると横浜の洋食元祖の店とある。オーナーは元ホテルシェフで独立開業したとのこと。今回紹介する２品をはじめ、洋食として懐かしい品々が並んでいた。まずチキンカツ。カツはもともとはフランス料理のカツレット（肉に衣をつけて焼き上げる）を祖とし、やがて衣を厚くつけて揚げるというとんかつへと発展していった。カツレット自体が洋食として紹介されたので、当然当店でも洋食のメニューとして伝えたれてきたのであろう。本品はカツレットではなくチキンカツ、揚げたもの、であるが、衣はふわっと仕上がっていて一方肉は軟らかい、これはうまかった。

コメント：次はチキンライス。本件のメインテーマのチキンライスではなく、日本で通常言うチキンライス、ケチャップライスである。この一品の由来は現在調査中であるが、洋食として発展してきた経緯を持ち、故に当店でも伝えられてきたのであろう。ケチャップの味付けの具合がこの一品の出来具合を左右するが、この一品はほどよい按配の味付けで手慣れた仕事なのだろうと感じた。チキンライスらしいよい味である、これはうまかった。