チキンライス訪問記－雪ん洞

　コメント：ＴＫＧの店としてかねてから認識していたのだが、今回水上まで来ていたので足を延ばしてみた。時節柄、「国境のトンネルを抜けると雪国」というのを実感した。本品、店員が大盛りにするかというので大盛りを注文したところ、飯の量が通常の大盛りをはるかに超過しており、メガと呼ぶにふさわしい量であった。大ぶりのラーメンどんぶりに名一杯飯がよそわれているという風で、供された一品を見て思わずひるんだ。添えられた玉子は１個ではなく２個になっており、これも他では例を見ない。飯は新米なのか、飯そのものがうまく、この量でもあっさり完食することができた。ところで、ＴＫＧについては、いつも悩むところなのだが、あまりにシンプルな一品である。そのため、飯、玉子いずれかが突出してうまければ、ＴＫＧにする必要がなくなるし、むしろ各食材のバランスの悪さが目立つことになる。玉子か先か鶏が先か、とは人口に膾炙した表現だが、ＴＫＧでいえば「玉子が先か飯が先か」、永遠のテーマなのかもしれない。