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しいたけ野牛丼
 元気・四季を食べる どんこ亭(宮崎諸塚)(2007/09/29)
 宮崎県 東臼杵郡 諸塚村 家代 3068 しいたけの館21内
 TEL:0982-65-0178
 コメント:博物館内併設のレストラン。当地はどんこ(しいたけ)の産地であり冬場は肉厚の高級品が出荷されている。
 
もうひとつの飯干峠(2007/10/19)
五ヶ瀬から諸塚に抜ける国道503号線というのがあるが途中飯干峠(標高1020m)という峠を越える必要があり、今回走ってみた。この峠は西南戦争時に西郷隆盛が退却したルートとして有名であり、武装して徒歩でこの峠を越えるのは至難の業であったであろう、険しい峠である。飯干峠という峠は他に椎葉村にもあり近隣した地区に同じ名前の峠があるのは面白いが、飯が干すほど険しい峠、ということになるのか。さて五ヶ瀬から走らせていくとそうほどなくして飯干峠に到達する。峠の上は広場になっており道路開通の碑と西郷隆盛退却を記した碑がある。峠の手前はご覧のようにつづら折りになっており急に高度を上げているのがわかる。峠を下り始めると諸塚村の最深部に到達するがここからの道が長かった。酷道の名にふさわしく1〜1.5車線の道が沢沿いに延々と続いた。最も尾股峠ほどではなかったがいつ崩落が起きてもおかしくない沢沿いの道である。沿線では険しい斜面に人家ならびに田畑が点在しておりちょうど稲刈りをした直後だった。段々畑は所々石垣があり開墾は相当苦労したのであろう。七ツ山川という川沿いに進んでいったが一帯は諸塚源流の里としてキャンプ場等が点在している。川にはとんでもない大きさの石が点在しており、厳しい自然を目の当たりにする。途中工事で時間規制というのにあたってしまい村道を迂回した。当地では時間規制として通行できる時間を規制する方式の工事が随所で行われている。主に災害復旧工事や道路改良事業なのだが、こうした狭隘な道にダンプカーや重機が入っていて一体どうやって来たのだろうと不思議に思う。1時間ほど走るとようやく諸塚の中心部に到達した。ここからは国道327号線に合流し日向に戻る。途中山並みの上部だけ雲がかかった光景(一番最後の写真)に遭遇し思わず一枚撮ったのだが、327号線は503号線よりは整備されているとはいえ、災害時には厳しい環境であることには変わりがないということを実感した。今回通った諸塚村最深部も限界集落のひとつだが、村内中心部までこのように時間がかかるというのであれば確かに生活は相当厳しいであろうことは容易に想像できる。飯干峠を含めて道路整備が臨まれるところであるが、人口希薄な地域であることもふまえなかなか先に進んでいないようである。何ともジレンマを感じる、そういう道中となった。